高校生のみなさんへ

高校生のみなさんが物理学コースに入学するには、次の3通りの方法があります:
(1) 総合型選抜I
(2) 総合型選抜II/(同)女子枠
(3)一般入試(前期/後期)

・数学や物理が得意。または実験が大好き。早く大学の内容の勉強を始めたい人は (1) がお勧めです
・共通テストの点数が良かった。一般入試まで待たず、大学の勉強を準備したい人は (2) がお勧めです

(1)では、物理の教科書に書かれた内容を、数学を用いて解いて頂く入試をします。 物理の理解と計算力を判断します。 また、面接では、たとえば実験が好きであるとか、このような内容に興味をもっているとか、理科好きをアピールして下さい。
※礼儀や挨拶、話し方などについて、高校で指導される場合があるようですが、対策などは不要ですので、自然体で話をしてもらえば大丈夫です。

(2)では、物理に対する強い興味・関心が分かる内容を、活動実績報告書に記載して下さい。 必ずしも学会参加やSSHなど特別な活動である必要はなく、勉学の記録などでも構いません。 また、女子枠の出願には簡単な作文も必要ですが、女性として描く将来像を、軽い気持ちで記載してください。



高専生のみなさんへ

物理や数学が好きで、素粒子や宇宙、物性や材料科学の本格的な勉強をしたい方は、3年次編入学をお勧めします。 これまでも、電気系や機械系の学科から、編入学を受け入れた実績があります。

入試では物理の理解と計算力をみます。 学校で習う力学や電磁気学の内容を深く理解した上で、標準的な問題を練習するなどの準備が必要です。 また、合格後は、3年次からの大学のカリキュラムに適応するため、自学すべき内容をお知らせします。



物理学コース(旧物理科学科)の卒業生は社会でどのように活躍しているの?


物理学は基礎的な学問なので社会との結びつきが薄い、卒業後の就職はどうするのか と疑問に思われるかたも多いかもしれません。 しかしながら、物理学は、もの作りをはじめ様々な分野のベースとなっており、 卒業生も様々な場で活躍しております。 社会人になったOBに具体的に語ってもらいました。

物理学コース(物理科学科)OBからのメッセージはこちらから




20世紀は物理学の時代と言われたように、物理学はここ100年間で目覚ましい 進歩を遂げ、私たちの生活を豊かにすることに貢献してきました。電子が発見され、原子の構造が 解明されてからたった100年しか経っていないということは驚きと言えます。

電磁気現象の解明から電子素子の発明、特に産業の米と言われる半導体、 現代社会で必須となったコンピューター など物理学の分野から発展してきました。科学・技術の基本である物理学はそれでも尚発展を続け、 超ミクロの世界の素粒子•ハドロンや最大スケールの宇宙の理解に向けて研究が進められると同時に、 特異な現象を引き起こす物質のメカニズムや量子力学的な振る舞いについての検証をおこない 自然科学を追求しています。

物理学コースでは、自然科学を語るための言語といえる基礎的な数学(微分、積分、線形代数、 複素関数など)の習得を行いながら、自然を記述するための枠組みである力学( 古典力学、解析力学、統計力学、量子力学)を学び、我々の周りの多くの現象を司る電磁気学、さらに 物性物理学、宇宙物理学、相対性理論、素粒子物理などの現代物理の基礎を学びます。 卒業研究は研究室に配属され、より専門性の高い研究に着手する事で物理学の知識だけではなく、 物理学の方法論を学ぶ事になります。



理工学部理工学科/理工学研究科への入学方法

詳細は年度毎の募集要項を必ず確認してください。佐賀大学入試情報(アドミッションセンター) へのリンク